障害当事者の一番近くにいる人がその能力に気づき、その能力を外部に発信できるかどうか。

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彼女の才能を活かしたい企業はないかと大量の企業にレターを送っていた

こんにちは、障害を能力に変える環境づくりプロデューサーの齊藤直です。

今日、「ハンディキャップで“天職”を手に入れた!読み書きができない21歳の女性」という記事を目にしました。

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この記事の中では、

どんな重要書類を見せても情報漏えいの心配はない。

企業がシュレッダーを任せるのに、これほどうってつけな人材はいないだろう。

という障害を能力と捉える類の一文が書かれ、注目を浴びていましたが、僕が注目したのはここではなく、

エマの可能性に気付いた母親は、彼女の才能を活かしたい企業はないかと、大量の企業にレターを送っていた

という、この結果に至るまでにあった、お母さんの絶大なるサポートです。
 

今僕が応援している、切り絵作家の渡邊義弘さんも、お母さんの仁子さんが、

義紘さんに障害があるとわかってからは、「このままでは、この子に何も体験してあげることができない!」と、自動車免許を取得。

その後は、九州はもちろん、東京でも大阪でも、義紘さんに良さそうな経験ができるところには、どんどん義紘さんを連れ出て、様々な体験をさせたこと

が、全ての始まりだったのです。

>>詳細はこちらの「インタビュー後期」をどうぞ。
 

つまるところ、「障害」を「能力」に変えるはじめの一歩は、障害当事者の一番近くにいる人が、

・障害当事者の能力に「気づき」
・その能力を「外部に発信できるかどうか」

ではないかと、僕は考えています。

 
「障害」は環境を変えると「能力」になる!
No Adaptive, No Life.

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