事故から14年後の2008年、整形外科医だった彼は、アルバム「Notes From An Accidental Pianist and Composer」を発売しました。

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アンソニー・シコリア医師とトミー・マックヒュー

こんにちは、障害を能力に変える環境づくりプロデューサーの齊藤直です。

先日「後天性サヴァン6つの驚異的な物語」という記事を書きました。

今日は、この記事で紹介した「The Amazing Stories of 6 Sudden Savants:後天性サヴァン6つの驚異的な物語」に書かれている一人目と二人目について、ご紹介します。

一人目:アンソニー・シコリア医師

1994年、嵐が近づく天候の頃、整形外科医のトニーシコリアが電話ボックスにいました。

そして、ちょうど公衆電話の受話器を置いたときに、稲妻が電話ボックスを襲ったのです。

稲妻は電話を通って、彼の頭に落ちてしまいました。

幸運な事に、電話の順番待ちをしていた女性は看護師で、すぐに心臓マッサージを施し、彼は命を救われました。

数週間後、シコリアは回復し、全てが元に戻ったと思われました。

しかし、回復から間もなく、彼の身に不思議な感覚が起きました。

それは、ピアノのクラシック音楽を聴き続けないと気が済まなくなったことです。

しかし、さらに不思議なことが起きます。

彼はただ、音楽を聴き続けるのでは物足りなくなり、これまで楽器の演奏なんて興味もなかった彼が、楽譜を買い、ピアノを独学で学び始めたのです。

学ぶペースはとてもゆっくりでした。

なぜなら、彼は楽譜を見て、ショパンの曲を演奏するのではなく、なんと彼の頭の中で鳴り響くメロディをひたすら演奏し続けていたのです!

彼が弾き続けていた音楽は、実はショパンの楽曲ではなく、彼自身が作った曲なのだと、自分自身で気づいたとき、彼は猛烈に曲を書き下ろし始めました。

そして彼が作った楽曲は、何十曲となったのです。

事故から14年後の2008年、整形外科医だった彼は、アルバム「Notes From An Accidental Pianist and Composer」を発売しました。

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写真元:Amazon.co.jp

このアルバムに収められた、「The Lightning Sonata(稲妻ソナタ)」という音楽家となった彼にふさわしいタイトルのこの曲は、彼の代表作となりました。

二人目:トミー・マックヒュー

大工だったトミーが、出血して倒れた後、突然絵を描くようになるりました。

描かれているのは、主に顔。

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写真元:mentalfloss.com

彼自身、自分でも手に負えないほど絵を描くことに取り付かれている程なので、ギャラリーをオープンし、絵の販売もしているそうです。
 

今日のまとめ

まるで、テレビを見ているようなお話しですが、これらが実話だとすると、サヴァンはもちろん「後天性サヴァン」も大変興味深いですね。

次回は、三人目・四人目について、ご紹介します。
 

*この記事は本プロジェクトのリサーチャーで「発達障害・脳性麻痺児の多動・筋緊張を改善するタッチセラピー:千葉」の鶴田里見さんがご提供下さいました。

リサーチャー / Satomi
鶴田里美(つるたさとみ):発達障害・脳性麻痺児の多動・筋緊張を改善するタッチセラピスト。自身で教室を開講すると共に、現在は、療育施設にて作業療法士・理学療法士・保育士・看護師にもタッチセラピー指導を行う。

 
「障害」は環境を変えると「能力」になる!
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