ずば抜けた脳みそを200%活用したら・・・
こんにちは、障害を能力に変える環境づくりプロデューサーの齊藤直です。
日々発達障害のある子と触れ合っていると、「教育」に関する話が出ない日はありません。
発達障害 ✕ 教育
例えば、学校での取り組みや、家庭での勉強について。
これらについて、先生やお父さんお母さんと話をしていると、非常に興味深い話が聞こえてきます。
それは、アスペルガー・自閉症と言った障害のある子たちの多くが「タブレット」を自在に使いこなすこと。
タブレット
アスペルガー・自閉症と言った障害のある子たちは、往々にして、インターネットに繋がったタブレットが1台あれが、何時間でも楽しく過ごせます。
彼らは、タブレットが1台あれば、自分の興味関心のある分野に何時間でもアクセスしていられるのです。
ちなみに、彼らのタブレットさばきを見ていると、「子供だから機械の覚えが早い」とか言うレベルでは、ありません。
彼らのタブレットさばきは、目を疑うほど早く、「アップルのジーニアスを超えているのでは?」と、思うことさえあります。
深堀りできる脳みそ
フラットな脳みその持ち主と言われる健常者は、一度に複数のタスクをこなそうとしたり、集中力に乏しかったりするので、物事を深堀りする能力に乏しい傾向にあります。
しかし、アスペルガー・自閉症という障害を持つ彼らは、他の情報を一切シャットアウトし、一心不乱に、自分の興味関心のある分野の情報を深堀りできます。
だから、自分の興味関心のある分野には、ずば抜けた知識を持っていることが、少なくありません。
にも関わらず・・・
現代の学校教育は、アスペルガー・自閉症といった障害のある子たちにも、どうにかこうにかして、普通教育をさせようと必死に見えます。
これが僕には、不思議に見えて仕方ありません。
自身の脳みそを200%使いこなせるような教育カリキュラム
もし仮に、アスペルガー・自閉症といった障害のある子たちが、普通学校教育を受け入れ、育ったとしても・・・
普通(凡人)になるだけ、ですよね。
でも、フラットな脳みそを持つ健常者が「わからないだけ」で、彼らは既に、特定の分野にずば抜けた能力をもっているんです。
であるのなら、
アスペルガー・自閉症と言った障害のある子たちが、自身の脳みそを200%使いこなせるような、教育カリキュラムをつくったほうがいいですよね。
少なくとも、僕はそう思います。
そう思うし、今現在こうした教育システムが開発されていないのなら、僕がこれを開発しちゃおうかなとさえ、思います。
「障害」は環境を変えると「能力」になる!
No Adaptive, No Life.