大事なのは「障害名」ではない!
こんにちは、障害を能力に変える環境づくりプロデューサーの齊藤直です。
精神疾患:病名に新指針 パニック障害は「パニック症」
先日、「精神疾患:病名に新指針 パニック障害は「パニック症」」というニュースがありましたね。
一般の方のために、このニュースが伝えている事を一言でわかりやすく言うと、
「障害名が変わった」
ということです。
これに類似したことは、1998年にもありましたね。
1998年には、知的障害者福祉法が制定され、それまで「精神薄弱」と呼ばれていた障害が「知的障害」と呼ばれるようになりました。
覚えていらっしゃいますか?
この2例が物語っていますが、
・法律
・学会
という領域では、障害名って、バンバン変わります。
また、医学が進歩する度に、新しい障害名も生まれています。
でも、その裏では・・・
誤診で「障害児」とされる障害のない子も出てきているようです。
先日、このニュースを僕のfeacebookで取り上げたら、
・300件越えの「いいね!」
・40件近いコメント
・20件を超えるシェア
でした。
つまり、「皆さんの関心度が高かった」ということですね。
「害」を「がい」にする前に大切なこと
よく、障害者を「障碍者」と書きましょう、「しょうがい者」と書きましょうという活動がありますよね。
ぼく、これは大事だと思います。
でも、
「害」の字を「がい」の字にするかどうかより、緊急で大切なことが山ほどあります。
例えば、
・大学の入試に発達障害者枠をつくること ・障害児者と共に学び暮らす教育を普通学校教育で行うこと
の方が、「害」の字を「がい」の字にするより、はるかに大事で急務だと、僕は思います。
「法律・学会が見ているところ」と、「現実社会問題点」の間にあるスキマが開いていく一方に感じられるけど、僕の活動フィールドは「現実社会」に地に、しっかり足をつけていきたいと思います。
「障害」は環境を変えると「能力」になる!
No Adaptive, No Life.
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