問題は「伝えたかどうか」ではなく「伝わったかどうか」

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インストールの仕方に合わせて、使え方は変えよう!

こんにちは、障害を能力に変える環境づくりプロデューサーの齊藤直です。

先日、子ども(園児)をつれて、クライミングジムに行って来ました。

僕は何度か言っているのですが、子どもが初めてだったので、初回説明と安全に関するVTRを見ることになりました。

園児が見るので、子供用のVTRが出てくるのかと思ったら・・・大人が大人に向けて話をしている、園児には意味不明のVTRでした。(笑)

そこで、

「これって、子どもが見ても、わかりませんよね?」

と言ったら、

「見ていただく決まりなので。」
「足りないところは、お父さんが教えてあげて下さい。」

とのことでした。(汗)

要は、クライミングジムとしては、何かあったとしても、「こちらはやるべきことをやったからね」と、言いたいってことですよね。

でも・・・

やっぱり大事なのは、

伝えました

ではなく

伝わったかどうか

ですよね。
 

僕は、

伝えました

ではなく

伝わったかどうか

が大事だといつも思っているので、僕が主宰する個別指導教室のコーチたちには、「伝え方」を徹底的に指導しています。

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僕が主宰する個別指導教室の生徒は、

・アスペルガー
・自閉症
・発達障害

等の障害のある子どもたちです。

彼らに運動指導をする際には、「伝えたかどうか」は問題ではなく、「伝わったかどうか」が大問題(重要)です。

伝えるって、コミュニケーションのはじめの一歩ですからね。^^

 
「障害」は環境を変えると「能力」になる!
No Adaptive, No Life.

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アスペルガー症候群・自閉症は、自閉スペクトラム症に

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大事なのは「障害名」ではない!

こんにちは、障害を能力に変える環境づくりプロデューサーの齊藤直です。

精神疾患:病名に新指針 パニック障害は「パニック症」

先日、「精神疾患:病名に新指針 パニック障害は「パニック症」」というニュースがありましたね。

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一般の方のために、このニュースが伝えている事を一言でわかりやすく言うと、

「障害名が変わった」

ということです。

これに類似したことは、1998年にもありましたね。

1998年には、知的障害者福祉法が制定され、それまで「精神薄弱」と呼ばれていた障害が「知的障害」と呼ばれるようになりました。

覚えていらっしゃいますか?

この2例が物語っていますが、

・法律
・学会

という領域では、障害名って、バンバン変わります。

また、医学が進歩する度に、新しい障害名も生まれています。

でも、その裏では・・・

誤診で「障害児」とされる障害のない子も出てきているようです。

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先日、このニュースを僕のfeacebookで取り上げたら、

・300件越えの「いいね!」
・40件近いコメント
・20件を超えるシェア

でした。

つまり、「皆さんの関心度が高かった」ということですね。
 

「害」を「がい」にする前に大切なこと

よく、障害者を「障碍者」と書きましょう、「しょうがい者」と書きましょうという活動がありますよね。

ぼく、これは大事だと思います。

でも、

「害」の字を「がい」の字にするかどうかより、緊急で大切なことが山ほどあります。

例えば、

・障害名がついてもつかなくても安心して学べる学教教育体制をつくること

・大学の入試に発達障害者枠をつくること

・障害児者と共に学び暮らす教育を普通学校教育で行うこと

の方が、「害」の字を「がい」の字にするより、はるかに大事で急務だと、僕は思います。

「法律・学会が見ているところ」と、「現実社会問題点」の間にあるスキマが開いていく一方に感じられるけど、僕の活動フィールドは「現実社会」に地に、しっかり足をつけていきたいと思います。

 
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