切り絵作家の渡辺義紘さんに、10月末、お会いできることになりました!

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熊本まで取材に行ってきます!

こんにちは、障害を能力に変える環境づくりプロデューサーの齊藤直です。

先日、このブログでもご紹介しました、切り絵作家の渡辺義紘さんに10月末、お会いできることになりました!

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ということで、熊本まで、取材に行ってきます。^^

お会いできますことが、今からとても楽しみです!
 

こちら、先日渡辺義紘さんがテレビに取材された時の動画です。

どの角度から見ても、この能力、スゴイです!

 
「障害」は環境を変えると「能力」になる!
No Adaptive, No Life.

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西日本新聞:「発達障害者が能力を生かして働くことは、財政的な面でもプラスになるはずだ。」

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深く共感しました

こんにちは、障害を能力に変える環境づくりプロデューサーの齊藤直です。

先日、「西日本新聞のWEB版」にこんな記事がありました。

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この記事の末文にある

生活保護費が膨らむ中、発達障害者が能力を生かして働くことは、財政的な面でもプラスになるはずだ。

丸抱えでなく、ひとりで歩けるための支援を考えていきたい。

という一文が、突き刺さりました。

発達障害者が能力を生かして働くこと=障害を能力に変える環境づくり

ですよね!

「僕がやろうとしている事業は、社会ニーズの波にマッチしているのでは?!」と、この記事を読んで、一人高揚しました。

 
「障害」は環境を変えると「能力」になる!
No Adaptive, No Life.

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紙にペンで書いてiPadやPCに取り込めるスケッチブック

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「こういうの待っていました!」という方がいらしたら、是非使い方をお聞かせ下さい!

こんにちは、障害を能力に変える環境づくりプロデューサーの齊藤直です。

夏に「DO-IT Japan シンポジウム」に参加してからというもの、コレまでにもまして、「テクノロジー」にも目が向いています。

例えば、先日「紙にペンで書いてiPadやPCに取り込めるスケッチブック」というものを、見つけました。

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(写真元:gizmodo.jp)

これ、

・誰に使わせ
・何に役立てるのか

は、まだ考えがまとまっていないのですが、「こういうの待っていました!」という人も、実は多いのではないかなと、考えています。
 

「こういうの待っていました!」

という方がいらっしゃいましたら、

・どのシーンで
・何のために

使うのか(使いたいのか)を、是非お聞かせ下さい。^^

 
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先日、乙武洋匡さんの「自分を愛する力」という本を読み、感銘を受けました。

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発達障害のあるこどもたちは、決して「悪い子」などではない。ただ大人たちにとって、「都合の悪い子」であるだけなのだ。

こんにちは、障害を能力に変える環境づくりプロデューサーの齊藤直です。

先日、乙武洋匡さんの「自分を愛する力」という本を読み、感銘を受けました。

自分を愛する力
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Amazon.co.jp

 

この本では、ご自身の半生を振り返りながら、乙武さんの目には、何がどう映るのかを綴られています。

また、乙武さんは、小学校教諭をされていたことはご存じの事と思いますが、この経験から、「発達障害のあるこども」について、以下の様にお話しをされていました。

発達障害のあるこどもたちは、決して「悪い子」などではない。ただ大人たちにとって、「都合の悪い子」であるだけなのだ。

彼らは決して「困った子」などではない。彼ら自身が、「困っている」のだ。

(自分を愛する力 135 136ページより)

 
この一節を読んで、「まさにその通りだよな。」と、思いました。

発達障害児ついて書かれているのは、131ページからです。

是非お読みになってみてください。

 
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東京杉並:障害がある子どもを専門に預かる保育園

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障害のある子のお母さんにも働ける社会づくり

こんにちは、障害を能力に変える環境づくりプロデューサーの齊藤直です。

先日、「障害がある子どもを専門に預かる保育園が、17日、東京・杉並区に開園し、医療的なケアが必要な子どもなどが保育に慣れるための慣らし保育を受けました。」というNHKのニュース記事を見つけました。

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(写真元:NHK NEWS WEB)

これ、もの凄く素晴らしい取り組みですよね。

現在は、障害がある子のお母さんは、「仕事がしたくてもできない!」という現状にありますが、こういう保育園が増えると、

・障害がある子のお母さんの生き方(生活)

が、大きく変わりますよね。
 

僕が主宰する「障害児者のためのスポーツ教室」に通う生徒のお母さんには、「毎日子どもと一緒に学校(普通級)に通っている」というお母さんが、少なくありません。

公教育では、障害児者の受け入れがどんどん広がっているものの、普通級に障害のある子を向かい入れるハードルは、まだまだ高いんですよね。

個人的には、こうした取り組みが、行政・学校にもどんどん広がり、障害のある子を、学校で、地域で見守る制度が、どんどんできればいいなと、思います。

 
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切り絵作家の渡辺義紘さんご本人にお会いしたいです!

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渡辺義紘さんをご存知ですか?

こんにちは、障害を能力に変える環境づくりプロデューサーの齊藤直です。

先日、「熊本)自閉症の男性が作品展 切り絵や落ち葉で恐竜も」という記事を目にして、とても驚きました。

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写真元:http://www.asahi.com/

この技術、ちょっとすご過ぎますね!

是非、渡辺義紘さんご本人にお会いして、インタビューをさせていただきたいと考えています。

そこで、渡辺義紘を検索したら・・・

ご本人のホームページが見当たらないのです。

でも、どうしてもお会いしたい。。

ということで、このブログの読者さんで、渡辺さんのお知り合いの方、または、渡辺さんとお知り合いであろう方をご存知の方がいらっしゃいましたら、是非こちらから、ご紹介下さいましたら、幸いです。

 
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皆さんの周りにいる「異才予備軍」をご紹介下さい。

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今年は、ひとりでも多くの「異才予備軍」と出会いたいと、考えています。

こんにちは、障害を能力に変える環境づくりプロデューサーの齊藤直です。

僕が、このブログを通してやりたいと考えているのは、「障害を能力に変える環境づくり」です。

そのために、実は今、数名に特化して、発達障害児者の方のスペック(能力)の分析をしています。

発達障害児者の方のスペック(能力)とは、例えば、

・記憶力
・模写能力
・観察能力

等々です。
 

僕は、彼・彼女等のこうした能力を「既存の産業で使える(高評化してもらえる)形」に変え、「その能力でできること」を、社会に発信していきたいと考えています。

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そこで、皆さんにお伺いです。

皆さんの周りにも、凄い能力を持っていながらも、その能力を発揮できていない、発揮する環境がないアスペルガー、発達障害、自閉症児者は、いますか?

もし、そのような方がいましたら、是非ご紹介下さい。

今年は、ひとりでも多くの「異才予備軍」と出会いたいと、考えています。

 
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No Adaptive, No Life.

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あのトモナオ君にお会いしてきました!

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今年は、日本全国に伺います!

こんにちは、障害を能力に変える環境づくりプロデューサーの齊藤直です。

2日間に亘ってお届けしました、「DO-IT Japan シンポジウムレポート」は、いかがでしたでしょうか?

まだの方は、是非読んでみてくださいね。

DO-IT Japan シンポジウムレポート:その1
DO-IT Japan シンポジウムレポート:その2
 

実は、今回、僕がこのシンポジウムに参加したのには、裏の理由があります。

その裏理由とは・・・トモナオ君に会うためでした!

パズル目隠し001

トモナオ君については、一度こちらでご紹介しましたね。

実はその後、トモナオ君のお母様とfacebookで繋がることができ、トモナオ君がDO-IT Japan に参加することを聞いたので、こんなチャンスは無いと、シンポジウム参加を決めました。^^

シンポジウム当日は、トモナオ君は疲れきっていたので、ゆっくりと話しはできませんでしたが、お母様とは、お話しをさせていただくことができました。
 

今年の後半戦は、僕が日本全国をどんどん動いて、異才一人ひとりにインタビューをしていきたいと考えています。

 
「障害」は環境を変えると「能力」になる!
No Adaptive, No Life.

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DO-IT Japan シンポジウムレポート:その2

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「障害を能力に変える環境づくりシンポジウム」を開催することができたら楽しいだろうな

こんにちは、障害を能力に変える環境づくりプロデューサーの齊藤直です。

今日は、先日参加してみました DO-IT Japan シンポジウムの参加レポート第2弾をお届けします。

写真 2

第1弾レポートはこちらから
 

このシンポジウムを通して考えたこと

今回、DO-IT Japanシンポジウムにでて考えたことが4つあります。

1つ目は、「学び方を変えなければやっていけない現実が、今足元にある」です。

DO-IT Japan では、障害のあるスカラーをはじめとする、障害児者の学習環境の改善・向上を1つのキーワードとしていますが、「学び方って障害の有無にかかわらず変えないともう限界だよな」と、感じました。

今回のシンポジウムでは、

・文章の読み上げ
・ノートの取り方
・本を読むこと

についても、研究報告や事例報告が数多く行われていましたが、これらって、障害児者だけの問題ではなく、健常者にとっても重要な事だと思います。

例えば、僕。

僕は日々、音学習で学びを深め、マインドマップで思考をまとめ、フォトリーディングを用いて本を多読しています。

これらは全て、大人になってから、各専門のセミナー等に参加し、自分で身につけた学び方です。

僕は、これらの学び方を見につけてから、インプット力が何倍にも加速、学ぶことが本当に楽しくなりました。

大人だって、こうやって新な学び方を身につけるからこそ、学びや思考を加速できるんです。

だもん、脳が柔軟な子どもたちが、「学び方の制限」を受けている場合じゃ、ないですよね。

日本の教育環境で「学び方の制限を外すだけ」で、偏差値がぶっとぶ子ども、発明に才を見出す子どもが多発するのではないかと、僕は考えています。
 

2つ目は、「このペースだと、普通の天才はもちろん、今は障害者という枠の中にいる異才も、どんどん世界に取られてしまう」です。

僕は、

・異才が埋もれるのを見て見ぬふりはしたくない!
・環境を変えれば障害を能力として活用できる人材を救いたい!

という思いで、このブログを書き始めました。

そして、今回 DO-IT Japan のシンポジウムに出て、この思いは更に強くなりました。

例えば、スポーツを例にするとわかりやすいのですが、野球では、日本球界で力をつけた選手が、メジャーに移籍し、サッカーでは、Jリーグで力をつけた選手が、ヨーロッパを始め、世界の名門クラブチームへ移籍をしますよね。

あれって、いろいろな理由があるでしょうが、その理由の真ん中にある理由は、「メジャーや世界のクラブチームが、自分の価値を最大限に引き伸ばし、評価してくれるから」ですよね。

これ、教育環境も同じだと思うんです。

今の日本には、障害の有無にかかわらず、子どもたち一人ひとりの能力を最大限に引き伸ばし、それを評価するシステムがありませんよね。

そのため、このまま行くと「いいところまで来た天才・異才」は、今後どんどん海外の大学や研究所にスカウティングされてしまうと、思います。

それが悪いこととは決して思いませんが、折角なら、日本国内で、子どもたち一人ひとりの能力を最大限に伸ばし、能力を最大限の伸ばした彼ら・彼女らには、日本から、そのパフォーマンスを発揮してほしいなと思います。
 

3つ目は、「ハードは最大公約数、学習は最小公倍数がちょうどいい」です。

ハードについては、僕が講演等でよくお話をすることなのですが、例えば、バリアフリーな施設をつくろうとした場合、

・視覚障害者
・車椅子利用者
・聴覚障害者
・知的障害者
・精神障害者

に併せて施設をつくろうとすると、あれもこれも付いて、わけのわからない施設になり、また、施工費は莫大になります。

にも関わらず、社会は、こういう施設をつくろうとするので、仕上がった施設は、障害者からしても、健常者からしても、「異様に使いにくい施設」になっていることが、少なくありません。

そこで僕が提案しているのは、「バリアフリーは最大公約数にしましょう」ということ。

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万人にとって必要なものを、あれもこれもつける「最小公倍数的思考」でつくる施設は、それをつくれる人(組織)を限定するばかりか、上記の通り、仕上がったとしても、その施設は使い勝手がいいものとは言えません。

これに対し、「最大公約数的思考」で作られた施設は、各々にとって100%いいとはいえないものの、万人が使うことができる施設で、且つ、安価にできるので、それをつくれる人(組織)を限定しません。

その為、僕は、「バリアフリーは最大公約数にしましょう」というお話しをしています。

一方、今回の DO-IT Japan シンポジウムに参加して、学習においては「最小公倍数的思考」がいいなって、思いました。

どういう意味かというと、テクノロジーがこれだけ進んだ時代、障害者も健常者も、既存の学習方法、試験方法にとらわれず、「能力の本質をしっかり引き出すことのできる学習」をしたほうがいいと思うのです。

障害者も健常者も、

・読むのが得意な人は、読む学習をすればいい
・聞くのが得意な人は、音学習をすればいい
・書くのが得意な人は、各学習をすればいい
・描写が得意な人は、絵と色で学習をすればいい
・iPadを使ったほうが学びやすい人は、iPadを使って学習をすればいい

と思うんですよね。

中邑教授もおっしゃっていたことですが、「テストに着目をするのではなく、学びの本質に着目しようよ!」ということです。

視点を学びの本質に変えると、テストの評価システムも変えなくてはいけなくなると思いますが、テストでどう評価するかは・・・教育者が必死のパッチで考えればいいことですよね。
 

4つ目は、「大人よ、教育よ、もっと多様性を重視しろ、アダプティブであれ!」です。

僕を含めた、日本の大人。

それから、日本の教育に携わる人間・環境は、「もっと多様性を重視し、アダプティブに思考、言動ができるようにならないと!」と、強く思いました。

第1弾レポートでもお伝えした「ダイバーシティー」という言葉ですが、この言葉は、障害者を取り巻く環境では、ここ最近、よく使われます。

ダイバーシティーとは、直訳すると「幅広く性質の異なるものが存在すること」という意味ですが、そもそも「健常者」と言われるグループに入る私達も、各々が性質の異なるもの、つまり、「異質」ですよね。

歴史を振り返るとよく分かるのですが、今日の文化・文明は、この異質と異質がぶつかり、摩擦が起きてきたからこそ、今日まで発展してきたんです。

であるならば、

・障害がある
・数が数えられない
・文章が読めない
・目が見えにくい
・理解がしにくい

という、「実はどうでもいい第一ハードル」を、いつまでも「異質」と捉えているのではなく、越えにくいハードルがあったら、そのハードルはとりあえず横にどかしておいて、まずはゴールをしてみる。

教育に言い換えると、テストは後回しにして、身につけた学力・知力で、「何ができるか」に着目し、仕事に結びつけてみる。

ということが、今求められていることだと、切に感じました。
 

最後に

今回、初めてこういうシンポジウムに参加しましたが、感想を一言で言うと、「想像以上に面白かった」です。

よくよく考えると、こういう「勉強会」には、これまで参加したことが無いかもしれません。

強いて言えば「学会」がそれに値するかもしれませんが、学会と今回のシンポジウムでは「発言の自由さ」が異なりました。

発言を自由に交わすことができたシンポジウムでは、「そこから生まれるもの」が沢山あったように思います。

ということで、将来は、このブログや、このブログから派生したfaecebookグループメンバーをが中心になった、「障害を能力に変える環境づくりシンポジウム」を開催することができたら楽しいだろうなと、考えました。

まずは、このブログ・facebookグループに関わるメンバーが500人になったら、リアルでみんなが集える場をつくりたいと思います!

 
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No Adaptive, No Life.

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DO-IT Japan シンポジウムに参加してきました!

写真 1

キーワードは、「コントロール」「学習」「ダイバーシティー」

こんにちは、障害を能力に変える環境づくりプロデューサーの齊藤直です。

今日は、先日参加してみました DO-IT Japan シンポジウムの参加レポートをお届けします。

写真 2
 

参加の経緯

今回、ある方に DO-IT Japan をご紹介いただき、この活動を初めて知ったのですが、サイトを見て1秒で参加を決めました。

その時、それが何かがは具体的にわかりませんでしたが、何かが「ビビッ!」っときて、参加を決めた、そんな感じでした。
 

DO-IT Japan シンポジウムメンバー

当日は、東京大学先端科学技術研究センターの中邑教授をはじめ、同センターの近藤准教授、巖淵准教授、平林特任助教、新谷学術支援専門職員が登壇。

またそこに、

・DO-IT Japanスカラー(小中学生)
・DO-IT Japan保護者

が加わって、有意義なシンポジウムが開催されました。

当日は、4時間を超えるシンポジウムでした。

僕は、4時間の講義をすることはよくあるものの、4時間、人の話を聞いた経験はあまりないため(笑)、当初は「4時間も座っていられるかな?」と思っていましたが、気がつけば、あっという間の4時間で、終始夢中になって、みなさんのお話を聞いていました。
 

キーワード

この日のシンポジウムには、複数のキーワードがありましたが、特に僕が気になったキーワードは、

・コントロール(自分で)
・学習(受験、進学)
・ダイバーシティー(多様性)

の3つでした。

簡単に解説をしましね。
 

・コントロール(自分で)

コントロールというキーワードについては、

・自分で動く
・自分で回答する
・自分で学び、進学する

ということについて、活発な意見が飛び交っていました。

・学習(受験、進学)

これは、 DO-IT Japan のメインテーマと言えるでしょうが、「何を学ぶか」ではなく「どのように学び、進学をするか」ということについて、沢山の研究報告が行われていました。

・ダイバーシティー(多様性)

ダイバーシティーとは、直訳すると「幅広く性質の異なるものが存在すること」という意味です。

インクルージョン教育でも多く使われる言葉が「ダイバーシティー」

この日も、各テーマのところどころでこの言葉が使われていました。
 

アダプティブな発想だなと思ったこと

シンポジウムでは、沢山のお話し・研究結果を聞くことができましたが、中でも「それってアダプティブ思考だよね!」と思ったことがあります。

それは、「漢字が書けなければワープロでいいよね」という話。

こちらでも書きましたが、読み書きそろばんは大切。

しかし、PCやタブレットが普及し、一人1台どころか、一人2台3台の所有が当たり前のこの時代、究極「読み方」を知っていれば、例え「書けなくても」困りません。

現に、僕もあなたも、毎日の生活で、携帯の変換機能を、漢和辞典代わりに使っていますよね。

ちなみに、「漢字が書けなければワープロでいいよね」というお話しの『理由』がとても面白かったです。

その理由とは、

試験のために、100回書いて、必死で覚えて、1か月後に忘れていたのでは何ら意味が無いから

というものでした。

確かに!
 

非常に面白いと思ったこと

今回のシンポジウムで、非常に面白いなーと思ったことが2つあります。

1つ目は、中邑教授がおっしゃっていた、「そもそも、学びの本質とテストで求めていることが不一致である」ということ。

東京大学の、中でも、先端科学技術研究センターの教授が「学びの本質とテストで求めていることが不一致である」とズバリ発言。

また、その不一致を修正させるために、DO-IT Japan の活動をされているという現実が、面白いなと思いました。

でも、そう言われてみると、学びの本質とテストで求めていることって、小学1年生のときから「不一致の積み重ね」ですよね。

日本のテストは、どう考えたかは問題ではなく、正解か不正解かが問われます。

また、学校の試験はもとより、資格試験も、「記憶力」と「再現力」があれば、常に満点が狙えますからね。

2つ目に面白いなと思ったことは、「ディスクレシアの DO-IT Japanスカラーがアマチュア無線の試験に合格した」という話。

このスカラーは、ディスクレシア(文章が読めない)ので、当然、アマチュア無線の試験問題も、読めません。

でも彼は、アマチュア無線4級の試験に合格したんです。

さて問題。

このスカラーは、どのようにアマチュア無線4級の試験を受けたと思いますか?

その答えは、「問題文と回答の丸暗記」です。

また、この丸暗記のやり方がユニークで、

左から何番目に●●という文字がある設問は、左から何番目に●●という文字がある回答が正解

という覚え方をしたそうです。

もはや、文章なんて、何の意味も果たしていません。(笑)

にも関わらず、このスカラーは、アマチュア無線4級の試験に見事合格。

これって、凄すぎる笑い話ですよね。
 

このシンポジウムを通して考えたこと

今回、DO-IT Japanシンポジウムにでて考えたことが4つあります。

あ、あまりにも記事が長くなるので、この4つについては、明日以降に書きますね。

 
「障害」は環境を変えると「能力」になる!
No Adaptive, No Life.

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